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執筆者の写真kinjomglabo

翠窯


今回のせと・しごと塾編は、瀬戸窯元「翠窯(すいよう)」の穴山大輔さんに取材をさせていただきました!

 穴山さんはもともと何かを作ることが好きでしたが、初めは陶芸の面白さを理解することができなかったそうです。しかし、そのわからないという面白さが逆に穴山さんの興味をそそり、陶芸をはじめとする土を使用したアートの表現をしようと思うようになったとおっしゃっていました。また、実際にカレー皿を作っている様子を見学しました。ひとつの粘土の塊からあっという間にカレー皿が出来上がっていく様子を間近で拝見し、短時間の作業の中に穴山さんの技術とこだわりがたくさん詰まっていました。


今回お話を伺う中で、穴山さんは何度も「SNSをうまく使うように」とおっしゃっていたのが印象的でした。一見、陶芸とは縁遠いように思える陶芸ですが、実はSNSで作品を宣伝し売るスキルがとても大切なのだそうです。以前は、SNSが普及していない時代であったため、売ることに苦労されたそうです。しかし、SNSが普及したことにより、焼き物に対するイメージが「渋いもの」から「おしゃれなもの」に変化し、客層が変わったそうです。穴山さんは、このような時代の変化を見逃すことなく、SNSで作品を宣伝することができたため、陶芸でひとを雇えることができるくらいにまで成長することができたとおっしゃっていました。また、新型コロナウイルスの影響により、対面での売り上げが減少してしまったからこそ、SNSで発信することも大切な仕事だと伝えていただきました。


最後に、まだ焼き物にあまりか関わったことのない若い世代に向けて、

「焼き物は作るのも面白いし、見るのも面白いし、使うのも面白くて、面白いところばかりです。だから、陶芸の体験をしたり、イベントで何か一つでも買ったり、見に行ったりするだけでもいいので、少しでも陶芸に関わって、楽しさを知ってほしいです。」

とメッセージをいただきました。

陶芸に興味を持った方は、ぜひ穴山さんがつくる素敵な陶芸品をご覧になってください。

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