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執筆者の写真kinjomglabo

Nijiiro Lamp


今回、「Nijiiro Lamp」の山田貴子(たかこ)さんにインタビューさせていただきました。「Nijiiro Lamp」は、瀬戸市掛下町(かけしたちょう)にあるオリジナルハンドメイドのステンドグラスランプの専門店です。 お店には、ランプの販売と、カフェ、ステンドグラス教室が併設されています。 スタッフは、山田さん含めて3人で、女性の方々のみでお仕事されています。

このお仕事を始められた理由は、山田さん自身がステンドグラスが好きだったということからです。当時子育てと両親の介護が重なり、自分の時間を自由に使うために、起業という選択を選び、せと・しごと塾に行くことを決められたそうです。 しごと塾は、起業を目指している方々の出会いの場で、みんなそれぞれの夢を持っているので、自分の考えを発言することができ、お互いに高めあえる環境が、今振り返ってみても良い経験になったそうです。 しごと塾に通っている間に雑貨を仕入れて販売したり、主婦の人が作った商品をイベントを開催して販売するなど、実際に雑貨屋を体験して、利益を出すことの難しさを実感したそうです。その時に仕事を探しているのにこれでは趣味になり、家族にも迷惑がかかってしまうと思い、自分が作家として商品を販売してみたそうです。すると大きな反響があり、ニーズがあるものに対してこたえていたら仕事につながったそうです。

仕事をする上で、山田さんは、まごころを込めて自分が納得するものを作るということを大切にされており、常にお客さんに喜んでもらうことを一番に考えられているそうです。 やはり一番嬉しいのは、お客さんからの様々な声です。今までには、病気であまり外に出られないお客さんが、Nijiiro Lampの商品を見るために、足を運んでくれたり、ランプを眺めてもう一歩踏み出す勇気がもらえるなどの声をいただいたそうです。 ただの照明という考え方もあるかもしれませんが、ランプでこんなにも人の心を動かせるということに感動すると同時に、自分がそんな商品を作れていることが山田さんにとって喜びになっているとおっしゃっていました。お客さんは女性が多いようですが、幅広い世代から愛されています。

そんな山田さんも19歳のときに、人生をどう歩んでいくか不安で、 何をしたらいいのかわからず悩んでいた時期があったそうです。 しかし、行動しなければ何もわからないと気付き、当時興味があった保育士になり、瀬戸市の保育園で5年間働いたあと、もう一つ興味のあったパン屋にも就職しました。 様々な経験をしたからこそ、自分の長所や強みを知ることができたそうです。 そんな山田さんから、私たち学生に向けて『今やりたいと思ったことにすぐ挑戦してみることが大切』という素敵な言葉をいただきました。

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